嵯峨嵐山へぶらり散策

朝起きると絶好の行楽日和にじっとしているのももったいないのでかねてより計画していた京都嵐山へふらりと出かけた。
京都駅は行楽客で大混雑。さすが観光都市。海外からの客が溢れている。
京都駅から嵯峨野線に乗り換える。
感心したのは優先座席が空いていたが若い人や海外の観光客が座りに行きかけてスペシャルシートと分かると座らずに立っていたこと。
お陰で行き帰りを座ることができありがたかった。
嵯峨嵐山駅で下車。15分ほど歩くと目的の清凉寺に到着。

ここは嵯峨釈迦堂として知られており、生身のお釈迦さんの仏像が安置されている、ということで有名なお寺。
このお寺の本尊釈迦如来は日本三如来のひとつ、国宝で広く信仰されている。
ここは天龍寺への道と反対方向なので周辺は実に静かで参拝客もほとんど見かけられない。山門にたどり着いたが境内はやはり人影は少ない。
本堂で参拝料を払い仏像を拝観。

受付の人が“どうぞ、正面でお焼香をしてください”と言うので祭壇に向かうものの誰もいないので勝手がわからないまま恐る恐る焼香し手を合わせた。
堂内の展示物をゆっくり見て回った。その中に絹でつくられた五臓六腑が展示されていたのには驚いた。なんでも釈迦如来像の体内にあるのが発見され、中国でつくられたときに埋め込まれていたとのこと。
枯山水の庭も見どころとのことなので向かったが、なんとも静かでつい縁側に寝ころび贅沢なひとときを過ごした。

境内の阿弥陀堂や鐘楼、秀頼公の首塚等を散策しながら後にした。
目的が天龍寺塔頭,弘源寺と宝厳院を拝観すること。
清凉寺から天龍寺までは10分あまりで着くようなのでぶらぶら散策。
竹林の小径に向かう途中、曲がり角にお店があり人の出入りが多く、よく見るとこの店の名前が“日本一小さな美術館”


このあたりから観光客でごった返してきた。トロッコ列車の踏切待ちですごい渋滞。細い対面道のうえ海外旅行者の荷物や土産物でさらに混雑を呈してきた。
そうこうしているうちに天龍寺の庭園入り口に到達。
庭園を抜けると目的地がすぐ、というので入園料を払い入ったが、これまた大変な人,ひと。庭園鑑賞どころではなく出口まで行くのが精いっぱい。

天龍寺は改めてゆっくり来ようと決めた。塔頭は次の機会に!