静電気のお話

こんにちは。
今年に入ってから、厳しい寒さが続いていますね。思わず、背中が丸くなってしまいます。
寒さもさることながら、私がこの時期で最も嫌なことがあります。
それは、静電気です。私自身、昨日だけで3回も嫌な思いをしました。
地球上のあらゆる物質には必ず電気が存在していて、電気は「プラス」と「マイナス」の電子で構成されています。この2つの電子は、お互いにバランスを保つことによって安定しています。
しかしながら、この電子に「摩擦」や「強い力」が加わると、安定度の低い「マイナス電子」が取れてしまい「プラス電子」だけが残ることになります。この状態を「帯電状態」といいます。
この「帯電状態」で、電気を通しやすいものに触ると、帯電している「プラス電子」は、電気を通しやすい乾燥した空気を利用して、金属などに残る「マイナス電子」と結合しようとします。その結合の瞬間に「放電」が発生します。これを、「静電気」と一般に呼んでいます。
擦りつけた下敷きに髪の毛が逆立ったり、部屋や車のドアを開ける時にバチッとした経験は、皆さんも一度は体験されたことがあるかと思います。
最近は、ホームセンターなどの量販店で、静電気防止グッズが販売されるようになりましたし、セルフのガソリンスタンドでは、静電気防止パッドが備え付けられており、給油前に触れてくださいと注意を喚起してくれるようになりました。
このようにして、少しずつ冬の悩みが解消できるようになりましたね。
Web上でも静電気が起こる原因や対策を詳しく説明しているページが沢山ありますので、ご興味のある方やお悩みの方は、一度閲覧してみてはいかがでしょうか。
(Si)