静かな歳末・クリスマス!?

この時期になるとやたらジングルベルの曲が街中に流れ、歳末のあわただしさを感じさせられるが最近はあまりそれが聞こえてこない。
耳にする音程も、メロディーも何となく静かに聞こえる。
クリスマスソングも昔とほとんど変わらないメロディーばかりのようだが、静かな曲が好まれるようになってきたのかな。
これまでその喧騒に似たようなはなやかで騒々しい感じがまるない。
師走の雰囲気も新年を迎えるという昔のような風情もなんとなくうすれてしまったような気がしている。
それとは対照的に華やかに感じるのは装飾のきらびやかさ。
LED照明が開発されたせいか、色彩もゆたかで、また明るさも従来の照明とは違い数段良くなっているせいかもしれない。
神戸ルミナリエが人気を博してからいたるところでディスプレーされてきて、いまやこれが町おこしの一大イベントになっている。
神社までライトアップされて人気を呼んでいるようで変遷が面白い。
バブルのころは照明どころか国民すべてと言ってもいいほど照明に負けぬくらい華やかではしゃぎまわっていたが、今は技術開発が明るさをもたらしたとはいえデフレの後遺症かそれほど盛り上がっていない気がする。
その当時は夜中まで日本中が動き回っていて、タクシーなどはなかなかつかまらず、2時3時になるとやっと乗車できる状態。
一万円札を持って振りかざしタクシーを止めるということが多々見かけたが今や伝説の姿。
ひさしく家庭での団らんが言われてから自然と穏やかな生活スタイルが定着しだしたようだ。
生活が少しながらゆとりができたためか、それとも不景気感のせいか、街の様相が“Silent Night”の感がするのはわたしだけかなぁ〜。