黄檗山萬福寺へ

春めいてきたまわりの風情につられて京都は宇治へ出かけた。
日曜日と好天のせいもあって人出のすごいこと。
新快速に乗車したが大阪駅では身動きできないくらいで、京都までは通勤ラッシュ並みの混み具合。
京都でJR奈良線に乗り換え黄檗駅まで乗車。
この電車も満員、やっと乗ったものの扉とギリギリ。車内は半分が海外からの旅行客。
かなわんな〜、と思っていたが二つ目の稲荷駅でほぼ全員が下車。
車内の混雑が嘘みたい。ゆったりと座わり目的地まで快適な気分で景色を眺めることができた。
目的の黄檗駅では数人が降りただけでちょっと寂しい気がした。
ここは禅寺の黄檗萬福寺─日本三禅寺のひとつ、黄檗宗大本山
歩いて5分位で総門に着く。拝観料500円。
門前に立って驚いたがなんと立派な門構え。
ここから一直線に伽藍が配置されている。


案内看板を見てあらためて感心した次第。

境内はゆったりとしており、参拝者もまばらなせいか余計に広々と感じる。
静かなたたずまいと厳かな雰囲気に思わず身を正す。
本堂がまたすごい。

見事な威容をみせどっしりとし、誰をも包み込むような壮大な伽藍─大雄宝殿(だいおうほうでん)、本尊は釈迦牟尼佛。
この後拝観順路に従い見て回ったが、さすが禅寺だけあって静寂さがひしひしと感じられる。
と、急に大声がしたと思ったらここに企業研修に来ている参加者の声だった。
修行僧のためでなく一般のための座禅研修も行っているとのこと。
ここはまた普茶料理で有名なお寺だそうで、知人から聞いていたのでできれば食してみたいと思った。受付で聞いたら本日はほぼ満席とのこと。
拝観を終え近くの料理屋で頼んでみたがやはり予約がいるようで、ここも満席。
境内に人の気配が少なかったのに食事処がこんなに混んでいるとは。
寺内の店でお茶を呼ばれ、一服し満福寺を後にした。
のんびりゆったり、リフレッシュの近距離の旅でした。