思わぬアクシデントに見舞われ入院

今年の7月の土曜日にゴルフに行った時に起きた突然の異変。
なんだか腰の周りが重たく感じ、クラブを振ると時に痛みが走る。
パターを終えボールを拾い上げるときにも時折痛みが走る。
ホールアウト後はさほど痛みもなく、おかしいなと思う程度だった。
19番も愉快に過ごしたが、翌日の日曜日に痛みを感じるようになった。
月曜に診察を受けたがどうも鼠経ヘルニアらしいということで総合病院を紹介してもらった。
診断の結果、やはり間違いはなく手術以外の治療法はないとのこと。
この年まで大した病気もせず、ほとんど病院には縁がなく入院・手術と聞いて青天の霹靂の感。
担当医はごく普通に病状を説明し、“簡単なオペです”、という。
当人にとっては大問題だが、説明の中で日帰り手術をする病院もあるぐらいで、二日ほど用心して三日入院すれば退院できるとの話。
日程も決まり9月7日に入院、8日オペ、10日退院となる。
全身麻酔と言われいろいろ説明を受けたがよからぬ想像が頭をよぎったものの、術後が楽ですと言われ承諾。
オペの前日は緊張したが当日は朝9時から開始、半ば居直った感じでオペルームに向かう。
手術台は細長いベッドでその上に寝かされ、看護師、麻酔担当者等が手際よく処置を始めだした。
しばらくすると“もうすぐぼんやりしてきますが具合はどうですか”、と聞かれた時にはかなり朦朧としていた。
それも瞬時だったと思うが、以後意識は全くなく何も覚えていない。
気が付いたときは自室のベッドに運ばれ、“順調に終わりましたよ”、という声が聞こえたのが術後の初めての声。
まだぼんやりしており判然としないがそうなんだ、という状況がわかり始めてきた。
術後当日は2時ごろにやっと意識がはっきりしてきた。
しかし、こんなに順調に軽く終わったのには驚きだった。
夕方には吸入器もとれ、夜中に点滴も外してもらいずいぶんと楽になった。
翌土曜の朝、回診後歩行練習となり、廊下を一周、無事周回できた。
これで尿管、酸素測定も取れやっと解放。
腹部の痛みが続いていたがじっとしていると楽だが立ち居がちょっと辛い。
傷口は順調に快復しているとのことで安堵した。
二日間シャワーが使えず、退院の日に早速シャワーで身体を流し心身ともにすっきりして病院を後にした。
生まれて初めての入院、手術。
経験をするに越したことはないがこういうのはやはりしない方がいい。
今切実に健康でないといかんとしみじみ思っている。
今回感じたことはこういうことになる、ならないにかかわらず筋力をしっかり鍛えておくことが重要だとわかった。
特に腹筋、足腰の筋肉、これが弱いと回復力が大きく違うということ。
若いうちに手術等を行っても回復が早いのは筋力があるからで、年を経るにつれて回復が遅れるのはこういう理由だと思う。
いくつになっても体を鍛えておれば筋肉が付くといわれているが、無理なく運動することが自己を救ってくれるのでは、と思っている。