戴帽式─看護師としての決意のセレモニー

今年も関連先の専門学校さんより戴帽式のご案内をいただきました。
看護師を目指す学生さんにとってナイチンゲールの精神を受け継ぎます、と言う心構えを今日から自覚を持ち、それを生涯の仕事として病める人にあたたかく看護に奉仕するという気持ちを再確認する大切な儀式です。
厳粛な雰囲気の中、開式と共に場内が消灯、真っ暗な中、点火の合図でナイチンゲール像が持つキャンドルに灯が燈される。
本日の戴帽式に臨む学生さんたちの緊張の面持ちがろうそくの明かりに浮かび、また今日この式典をご覧になっているご家族も同じお気持ちで真剣に見守っておられる。
呼名された者が順次壇上前へと進み、先生からナースキャップを戴帽してもらい、ひとりひとり点火したキャンドルを手にゆっくりと壇上に進み整列。
その後、全員で「ナイチンゲール誓詞唱和」を行い、つづいて「ナイチンゲール賛歌斉唱」しクライマックスを迎える。
この後消灯された場内を、キャンドルライトを持った手の緊張している様子が感じられるが、しっかりとした足取りでご家族の前を通り一巡して壇上前のテーブルに順次キャンドルを並べていく。
そのテーブルに置かれた全員のキャンドルがなんと十字架を模した形に置かれ光り輝いている。
消灯が解除され全員が着席し、学校長式辞、来賓祝辞と続き、各関係者からの花束贈呈があり閉会の辞をもって無事式典が終了。
一度に緊張の糸が切れたかのように場内笑顔と喜びの声で満開。
毎年の行事ながらいつも感動を頂く。