またまた同窓会

今回も同窓会ネタで恐縮ですが、この年になるとやたら声がかかるようです。
今回は小学校のクラス会。担任の先生はすでに亡くなられているがなぜか未だに続いている。たしかに気心が知れていて気の置けない連中ばかりでホッとするせいかもしれない。
いつも感心するのが消息の分かる者が多いこと。三分の一近くが多い時には集まる。それに住まいが現在も小学校の時とほとんど変わっていないのもめずらしい。今回、ひさしぶりもいいとこで遠方から参加してくれた友がいた。
彼は静岡、三島から駆けつけてくれたが、高校も一年次のクラスで同じだった。
高校の同窓会でも消息がなく、てっきり無理だと思っていたのがぶらりと現れたのには驚いた。近況を聞いたら昨年の9月に胃がんの手術をした由。無理をして参加したのかも知れないが、本人は元気そうにしていた。
こんな話をしていると,決まって健康の話になる。いずれも似たり寄ったりでどこかに故障を抱えている。やれこの薬が良いとか、毎週治療に通っているとか、食養生がつらいやら、などなど。
と言いながらもこういう会に参加するメンバーは概ね元気でパワーがある。
もうほとんどの者は一線を離れているが、感心したのはそれぞれ多趣味であるということ。家にいることが少ないようで何かと忙しく動き回っている様子。
そんな中、会を盛り立ててくれていた者が急逝した、との報告を受け、みんなびっくり。他の物故者も分かっている者の報告を受け黙祷。
食事が始まりひとときの歓談。
やはり話題は健康と医療費、それに年金。
医療費も10%〜30%の幅があり、ほとんどの者は10%負担だが企業年金受給者は30%負担なので高いとこぼしていた。
ほとんどの者が医者の世話になっているのでまた盛り上がる。
三島から来た友人が治療の話から年金の話題になった時に、状況を話してくれた。リコーに勤務しフランスの会社で代表を7年、アメリカでも5年務めたが、この時の年金がすごい、という。
アメリカは大したことはないがフランスはさすがに社会福祉が充実した国のようで非常に高額の年金を受け取っているとか。
思わず羨望の溜め息。
浦島太郎じゃないがいつのまにか時間が過ぎ、そろそろお開きとする。
利害のない仲間はまことに貴重な宝だと思う。
来年の再会を期し解散。