ゴルフ場が減少!!

バブル全盛期の頃に比して最近はゴルフ人口もさほど増えていない。というよりも近場のゴルフ場はなんとかプレー人口があり維持できているようだが地方はかなり苦しいようだ。団塊の世代が定年を迎え、ゴルフ人口が増える、との予測だったが左程大きな効果が出ていない。
若年層が伸びていないのが要因とも言える。さらに高齢化で愛好者が徐々に減っていき、その上少子化となるといよいよゴルフ対象人口が減少する。
2016年には11年に比して17%減、入場者数も10%減と言われている。
現在でも余剰ゴルフ場があると言われているのにさらに「余剰ゴルフ場」が生まれてくると予測。そうなると当然閉鎖やコース減少が起こる。
現在ゴルフ場は2400〜2500ヶ所あると言われている。このうち二割ぐらいが無くなるかもしれないそうだ。そうなると跡地活用が問題となり、勢い自然環境対策が危惧されている。ゴルフ場の手入れは近隣市町村や環境保護に気配りし、汚染等に神経を使ってきている。一時、農薬散布で土壌汚染が問題視され地下水がダメになるとやかましく言われていた。
しかし、どうも誤解のようでかえって自然を保ち、小動物や小鳥、また昆虫も増えているという。もし、ゴルフ場が閉鎖や自然放置されたらもっと自然の荒廃が進み自然破壊に繋がるかもしれない。
観察によれば鳥類─オオタカハヤブサ、オオジロワシなど、昆虫─オオムラサキゲンゴロウ、大クワガタなど、植物─コブシ、マンサク、エゾムラサキツツジ等実にたくさんの生息が見られており、里山のような環境が存在しているらしい。
ゴルフ場の閉鎖後の対策はまだ十分でないようで公園化、牧場化、墓地化などまたメガソーラー発電等の計画も進んでいるようだがこれからとも言える状態。
ゴルフファンにとっては寂しいことだが、何とか維持して今までと変わらず愛好者が増え足を運ぶ場になればと願う次第。
そうでなければあたらしい活用方法を創意工夫し、共存の環境対策が生まれることを期待したい。