高野山

ふと思い立って、高野山に行ってきました。


高野山については、以前にもこのブログで書いたような気もしますが、今回は町石道(ちょういしみち)をたどってのハイキングです。
町石道とは高野山の開山当時からある参道で、高野山への道しるべとして1町(約109m)おきに石柱が建っており、その数180基にもなります。
距離にして約20km!緩やかなハイキングコースではありますが、なかなかの距離です…


町石道のスタート地点である慈尊院へは、南海九度山駅からのアプローチになります。
ここは関ヶ原の戦いで西軍に属し敗れた真田昌幸・幸村父子が、戦いののちに流され隠棲した土地らしく、それらしきものはなにかないかなーと道すがら周りをキョロキョロしながら歩いていると、真田父子が住んでいた屋敷跡に建てられたという善名称院(真田庵)なる建物を発見!
父・昌幸はこの地で没し、子・幸村は大阪冬の陣に参戦するまでの10数年間をこの地で過ごしたようです。

ということで、少し先の話ですが、再来年のNHK大河ドラマの主人公が真田幸村ということもあり、一足お先に観光してきました。
ただ、朝が早すぎたようで人っ子一人いませんでした…
ここも再来年にはきっと多くの観光客で賑わうのでしょうね。



そうこうしているうちに、慈尊院に到着!
ここは弘法大師空海の母が晩年を過ごした(当時の高野山は女人禁制となっていたため)ところで、空海は月に9度もこの慈尊院を訪れたとの伝承が残っています。
この伝承は、九度山の地名の由来にもなっています。



さて、前置きが長くなりましたが、スタンプラリー帳をゲットし、いよいよハイキングスタート!



石柱に刻まれた梵字、もちろん読めません…



途中にある茶屋で一服、焼きもちが美味!



山道を抜けると目の前に現れた大門!ということで、ようやくこれから高野山を散策。
ちなみに慈尊院から大門までは休憩を含めて約6時間かかりました。


壇上伽藍や金剛峰寺、奥之院などを中心に3時間ほど散策したのち、帰りは高野山ケーブルに乗ってわずか5分でふもとの南海極楽橋駅へ。
文明の利器、すごすぎでしょ!


ついでに

空海の風景司馬遼太郎


なかなか読み進まなかった本でしたが、ちょうどたまたま事前に読んでてよかったー


この小説の感想は、また機会があれば投稿したいと思います。


M崎