四回目

かれこれ4年連続になりますが、今年も【六甲全山縦走大会】にチャレンジしました。
実はいままでで一番きついチャレンジになりました。


とここで、過去3年のおさらい。
3年前は、初めてのチャレンジということもあり、ただただ完走することだけを目的として、終始ゆったりとしたペースを保って無事に完走!タイムは14時間台だったと記憶しています。
2年前は、準備万端で臨むもほぼ全行程を豪雨に見舞われ悪戦苦闘。リタイア者が続出する中なんとかゴールにたどり着く。タイムは15時間20分。
1年前は、準備万端さらには天候にも恵まれ、持てる力を出し尽くしてのゴール。タイムは13時間10分!完走後の温泉&ビールは格別でした。

そして今回。
スタート時間をいつもより遅めの6時に設定。
過去3年は神戸の友人宅に前泊し早朝起床、タクシーでスタート地点の須磨浦公園に4時入り、5時のスタートまで列に並んで時間待ち、5時になるとスタートしはじめるという流れだったのを、今回はJR大阪駅5時始発の電車に乗り込み、須磨浦公園へは6時に到着、そのまま6時過ぎにスタートするという作戦を敢行。
いやーしかし、これがまずかった…
1時間前の5時にスタートした山仲間たちに追いつこうと、少しピッチを上げすぎました。
さらには思わぬ渋滞にも巻き込まれ、通常だと10分でいける距離が40分もかかったりして、ブレーキをかけられる感覚とでも言いましょうか、追いつくためにさらにピッチを上げざるを得ないという…
※5時スタート組は、原則として自分より前に遅い参加者がいないため、それほど渋滞に巻き込まれない。


そんなこんなでピッチを上げすぎた結果、ちょうど中間地点に到達したあたりで、膝に痛みが走りました。
もちろん山登りをしていると、膝に痛みを感じることはたまにあるのですが、今回のそれは少し違うなと、痛みを感じる部位が違うなと。
それでもとりあえずいけるところまでいってみようとがんばったのですが、休んで回復することはあっても歩き続けて回復することなんてなく、いよいよリタイアかと悩みつつも茶屋で一服をしていると、山仲間の一人であるお師匠さん(御年70)が、偶然ボクの前を通りすぎるじゃないですか!
5時スタートなはずなので、知らないうちにどこかで追い抜いてたようで。
ようよう聞いてみると、ほかの山仲間はずいぶん先をいってお師匠さんは一人ゆっくりと登っているとのこと。
なんにせよ、もうこうなったら「ほんまにいけるところまでいかなしゃあない」と覚悟を決め、お師匠さんとともに歩きはじめることに。


しかし、そんな覚悟とは裏腹に膝の痛みは増すばかりで、とうとう膝を曲げることもできない状態に…
それでもお師匠さんにストックを借りながら、そして半泣きになりながら、六甲最高峰あたり約900Mからゴールの宝塚駅約数10Mへいっきに下っていく。
渋滞を引き起こしては、皆さんに先をいってもらって、また次の渋滞を引き起こす、そんなのが、かれこれ3時間も続きました。
最後は「膝よ壊れるな、このままなんとかゴールまでもってくれ」と、膝に祈りながらようやくゴールしました!
タイムは15時間50分…


来年はきりよく5年目になります。
ありとあらゆる準備を整え尽くして、自己新記録をめざしたいと思います!


M崎