大学生のやる気スイッチがONになる時-大学生のキャリアデザインについて

今月の13日、流通科学大学のビジネスセミナーに参加。
いま時の大学生が就職に向けてどんな場面になると自己を高める状態になるのか、当大学でキャリア教育担当の特任講師 前川 明先生のお話。
学生すべて同一とみるのは良くないが“考える”と言うことが大変むつかしいようで、そのことは経験や知識が不足しているためにできない。だから新しいことにチャレンジし経験、知識を増やす人は思考力も増し成長していくのがわかる。就職活動が上手くいく学生には共通点があり、ちょっとしたヒントあるいはキッカケで大きく変わる。
大学生活の充実とは今までデキなかったことがデキるようになる機会を多く持つと輝きだす。これが自信につながり前向きに行動するようになる。
事例として、グループ内で一年終了時の単位取得数が最少だったことがキッカケで、資格取得と授業に真剣に取り組み変化した。
失恋をキッカケに学外サークルに所属し、刺激を受け成長した。
目標がなく悩んでいた女子学生が目の前の事に一生懸命に取り組むことでやりたいことが見つかり企業から高い評価をもらった等々。
本人自らはなかなか気が付かずあきらめが先行する傾向があり、周りの大人ができるだけスイッチONにする場所を多く提供してやることで変化を見せ始めるようになる。
いずれも積極的に行動する学生は気づきも早く就職活動が有利に働くようになる。
キャリア教育を通じて感じていることは本人が予期せぬ出来事によって偶発的に行動し、考えを発展させることで主体的に努力するようになり、新しい自己発見につながり大きな成果を生み出しているということ。
どんなことでもやるべきことをしっかり取り組むことで新しい自己が生まれる。
最後は責任を持って取り組むことで道は開ける。
前川先生の話しぶりはなかなかエネルギッシュで学生さんもきっとこのパワーをもらっているのではと思われる。
お話も学生のみならず社会人にも通じる元気の出る内容でした。