らくだ

台風が通過し、大阪は久々の気持ちの良いお天気(*^o^*)
でも、災害に遭遇された方もおられ、大阪という「地」の何と温和な事かとつくづく感じます。
さて、先日「落語」を聞きに行って参りました。
大阪府知事の橋下氏が「いらない施設」に挙げられた「ワッハ上方
古典落語の「らくだ」を聞いて参りました。

このラクダは古典落語で大層むつかしくこなせる人が今はいません。
大演題の長時間もので聴きごたえがあります。
以前、シネマ歌舞伎中村勘三郎坂東三津五郎)で「らくだ」を見た私。
(紙屑買久六… 中村 勘三郎 ・駱駝の馬太郎… 片岡 亀蔵 ・手斧目半次… 坂東 三津五郎

そもそも、落語「らくだ」が始まり!なんて知りませんでした。
とある店で、「えっ?歌舞伎でしょ!と話したら、「何を寝ぼけたことを!!」と、四方八方よりご指南頂き、米朝さんのCDをプレゼントしてくださいました。
聞きました「らくだ」すごいなぁと情景が浮かびますから・・・。
でも、どうしても私には聞きながら、「勘三郎三津五郎亀蔵」のカンカンノウが浮かんで参ります。
今回、「生らくだ」を聞いてまいりましたが、やはり・・・

らくだアラスジは・・・
フグに当たって頓死した通称“らくだ”の馬太郎。仲間の半次は、弔いの金を用立てようと、紙屑買いの久六に声を掛けるが、らくだの家には売るものは何も無い――。 困った半次は久六を家主のもとに使いに出し、通夜の酒肴を出さないと、死人を担いでカンカンノウを躍らせるぞと脅す。ところが家主は、らくだが死んだとあれば祝いたいと言い、その上死人のカンカンノウは見たことがないので初物を見たいものだと言いだす始末。これを聞いた半次はらくだの馬太郎の遺体を引き起こし、嫌がる久六に負ぶわせて、ふたりで家主のもとへ向かう……。
※「カンカンノウ」は、中国清朝時代の音楽「清楽」が元歌で、長崎の出島から伝来したらしい。「看看嚇送奴個九連環」といった歌詞で、九連環とは知恵の輪。「見ておくれ、私がもらった九連環。どなたか解いてくださいな」が大意。唐人踊りと称し太鼓などの伴奏で踊るのが十九世紀前半の江戸、大阪で流行した。
h.k