品性

表題についてわたしの愛読メルマガ(頂門の一針)に掲載されていた中に下記のごとく素晴らしい記事がありましたので引用させてもらいました。
実にタイムリーなコメントです。

品性とは道徳基準から見た、その人の性質。(大辞泉より)

「品性は日常生活でもよく使われるわりに、具体的なイメージとしてはなかなか描き出しにくい概念である。しかし、それが実際に存在することも、大多数の人々が実感しているところだ。
一般に、品性の有無を最も判定しやすいのは、人の挙措動作からだろう。
すなわち、時と場所と状況にふさわしい言葉や礼儀作法、マナーを心得て振舞うひとからは、確かに品性が感じられる。
品性は知性と教養を通じ洗練された日常生活の中で育まれるものである。
品性は成長過程の家庭教育や躾によって習得されるものであるが、その機会に恵まれなかった人でも、その後の人生のどの段階ででも身につけることは可能であるし、その気になって努力すれば、それほどむずかしいことでもない。
品性を感じさせるものは、適度の自制心である。
金銭欲、物欲、権力欲、支配欲、性欲さらには食欲ですら、度を超すと貪欲となり、品性とは反対の卑しさを感じさせる。その他にも、妬み、恨み、憎しみなどの敵対的感情も、余りにも明らさまになると醜さが目についてくる、云々。」