オペラ観賞

先週知人からオペラの観賞チケットを頂いた。
公演は兵庫県立芸術文化センターなる著名な劇場で行われるとのこと。
わたしの柄ではとてもじゃないがそぐわない。
近くなのでたまに前を通ることがあっても未だに足を運んだことが無い。
この建物自体評判がいいので一度訪れねばと思っていたところ件の機会ができ
オペラへの興味と共にホール見学とシャレ込んだ。
入った途端芸文センターの共通ロビーは広々しており、大中小ホールが設定され格調高い雰囲気にびっくり。
当日の観賞は小ホールで神戸女学院の冠名があり、417席のコンパクトなコロシアム状で、全体がシックな木目調の落ち着いた劇場。
音響効果や照明にずいぶん神経が張り巡らされたことだ思う。
開演は13:00、大阪オペラ協会代表の布埜さんの挨拶がありいよいよ開幕。ⅠⅡⅢ部から成り、解説があるものの全く知識が無いのでよくわからない。
それでもなんとなく楽しいのだろうと舞台を待っていた。
始まるや否や会場がコンパクトなせいか、出演者の声量に圧倒され、何とも言えないハーモニーと美声が身体を酔わせてくれる。
間近かに見ているので感情表現が手に取るように分かり、言葉は理解できないが迫力満点で、瞬時見入った次第。
解説者の説明の中、聞いたことのある歌や作曲家が出てくるのだが今一つ判然としないながら耳を傾け、次から次へと出演者の情熱を感じながらしばし有意義な時間を過ごさせて頂いた。
いきいきとした舞台は観客にエネルギーを与えてくれるような気がした。
本当にはじめての観賞だったが満足の体で帰路についた。
しかし、本来の本格的なオペラで無いと聞いているものの、出かける際にこんな時の服装はどうしたもんかと本心戸惑ったが、カジュアルないでたちで会場に入ったところそれほど案ずることなくホットした。
観賞文化が身についていないというのは困ったことです、はい。