「脳に悪い7つの習慣」

思わず手に取った。
─この習慣をやめればいいことづくめで能力10倍アップ!
脳の仕組みを知ることで多大なメリットが得られる─
著者は林 成之氏 日本大学総合科学研究科教授で2008年 北京オリンピックの競泳代表チームに「勝つための脳」=勝負脳について講義をされ、結果に貢献された。
先生が語る7つの習慣。
目から入った情報が脳内の神経群に入りそこで感情、思考、心、信念、記憶と呼ばれるものに変化していく。
その変化の原因が感情のレッテルを神経に貼ることから起こる。
好き、嫌いといった感情が脳の機能を良くも悪くもするということです。
この本に書かれている習慣をやめれば物事への理解力は高まり、“ここぞ”という時に最善のパフォーマンスを発揮し、独創的な思考ができるようになる、集中力を高め記憶力をよくすることも可能、と明言されている。
その習慣とは?
1.「興味がない」と物事を避ける
2.「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
3.言われたことをコツコツやる
4.常に効率を考えている
5.やりたくないのに我慢して勉強する
6.スポーツや絵などに興味がない
7.めったに人を褒めない
これらを“やめる”だけで頭の働きが倍増するという。
社会で活躍されている方はこれらをやめている人たちかも知れませんね。
好奇心が強く、チャレンジ精神が旺盛で、じっくり取り組んでいるのがわかるし、いつも視点が広い、人を適所で褒めることもうまい。
なかなか気分を愉快にさせてくれる一冊です。

著者   林 成之
出版社  幻冬舎新書
定価   740円+税