THE OPEN

先週からイギリスはスコットランドのミュアフィールドで開催されていたゴルフの4大メジャーゴルフトーナメント全英オープン選手権。
各国から選りすぐりのプロゴルファーが競う4大メジャートーナメントの中で最も権威のある大会で毎年7月に開催されている。
優勝を目指しての壮烈な戦いで、優勝賞金は94万4200ポンド(約1億4200万円)、賞金もさりながら栄誉がかかっている。
TV中継を見ていて思うのだがゴルフコースの景色が日本のそれとまったく異なり、荒地のごとく緑はなく、全コースが見渡せるくらい広々し、平らで雑草がコースをセパレートしている状況下でのコンペティション
ゴルフの起源が羊飼いの余暇から始まったと言われているのも頷ける。
バンカーも風雨を避けるための避難場所であったそうで、形も深いポット型。
日本のコースは対称的に見事な箱庭的で、コンパクトに設計されている。
日本のプレーヤーがこの環境で難儀するのは当然かもしれない。
しかし、今回選ばれたプレーヤーの若きエース松山英樹プロが見事な成績でフィニッシュ、6位となりベスト10入り。
若干21歳の新人があまたの強豪を相手に互角の戦いを行うことができたのはよく言われる心・技・体が充実しているのか。
3日目にはスロープレーの罰則が科された。
同伴競技者のワグナー選手も憤慨し,抗議をしたとのこと。
コースは厳しい状況で選手が一打一打、判断し対応するのに時間がかかるのは当然、またパットに1分12秒時間をかけたと言う。
本人にとっては全く思いもよらぬ判定だったと思うが、当競技委員から非情なペナルティーの宣告。
はやくもゴルフのメッカから洗礼を受けたようである。
それだけ実力ある素晴らしい選手としてすでに認識されているのでしょう。
そんなことがありながら、確実にショットし、集中力を切らさず戦い続けたのは並大抵の新人ではないことを証明したようなものだ。
なんと冷静で、タフな選手が現れたことか。
彼ならきっとメジャーで優勝できる大選手になるのではないか。
これからの競技をより一層面白くしてくれそうで楽しみだ。