たかがゴルフ、されど・・・・

今年のプロツアートーナメントも昨日の日本シリーズJT杯で終了。
TVを見ていて最終日、初優勝の係るプロのプレーに思わず喝采
2位と3打差があるとはいえ最終のショートホールは一番難しいホール。
凄い傾斜があり、ピンの上につけるとカップを外したならどこまでも下っていく状況の設定。その通りにグリーン外に出てしまったプロがたくさんいた。
優勝した宮里プロも2打目が場外まで転び、3打目がピン上についたらプレーオフも考えられる状況である。
ところがなんと3打目のショットが見事にカップイン、パー。
初優勝をこの瞬間に手にした。
宮里3兄弟の末っ子がプロ初優勝。3人兄弟で3人ともプロで優勝したのは尾崎兄弟以来とか。
最近の道具の進化はすごい。コースの距離はほとんど変えることができないのにクラブ、ボールの性能は昔と比べると格段に進歩している。
プロにとって飛距離はさほど変わらないと思うが、やはり道具への関心も高いが、彼らのもっとも重要と考えているのがグリーン回りとグリーン上の技術の勝負だと思う。
今回の宮里プロの一打はまさにそれを象徴している。
マチュアはとにかく道具に関心を寄せる。良い道具イコール好スコアの感があり、またなんとなくいいような気がする。
とにかくスコア、飛距離がすべてのような感覚でプレーに臨む。
ルールやマナーは二の次で、いくらで上がった?何ぼ飛んだ?が勝負。
練習もそこそこでコースへ。
かくいう私もこんな状態でよくコースへ出向いていたが、その時期にラウンドをご一緒したある上場会社の社長から教えてもらったゴルフ学。
1. 飛距離が自慢の幼稚園
2. スコアにこだわる小学生
3. 景色が見えて中学生
4. マナーに厳しい高校生
5. 歴史がわかって大学生
6. 友群れ集う卒業式
なかなか言い得て妙。
ゴルフはその人の性格がよく表れると言われる。
ゴルフは他のスポーツのように立合審判員がいない、その人の誠実さに頼っているので礼儀やスポーツマンシップを常にこころがけて行い、それゆえマナー
が大切にされる、だからその人となりが現れる。
気ままであり、束縛性もあり難しいスポーツである。
だからゴルフが上手な人は敬意を表されるのでしょう。
たかがゴルフ、されどゴルフと言われるのも無べなるかな。