入学シーズン Ⅱ

今回出席の機会をもらった式典はこの学園グループが今年からシンフォニーホールの運営に携わることになってはじめての入学式である。
1700名収容のホール、会場はほぼ満席。
1階は新入生と来賓席、2,3階はご家族、保護者席。
一部、 二部構成で開式。
一部の式典は滞りなく終え、二部は卒業生や在校生のプレゼンテーションが行われる。
二部開始に当たりパイプオルガン奏者の第一人者として活躍されている片桐聖子さんの演奏が披露された。
この演奏には光と音の融合、プロジェクションマッピングの演出が行われ、壁面に光のアートが投影され幻想的な雰囲気を醸し出している。
さすがにこのホールは世界でも屈指といわれるだけあって音響効果が素晴らしく心にひびき、癒しのひとときを持たせてもらった。
つづいて卒業生のプレゼンテーションが始まる。
3校合同で行われた式典のプレゼンテーション内容はすべて医療系学科なのでおそらくかたぐるしいものになるのでは、と想像していたがさにあらず、なかなか華やかな演出で楽しませてくれる。
3年前に卒業、歯科技工士として海外就職の夢を実現したOGがここに来るまでの多くの体験を紹介。衛生士のOGは就職先の医院をリズミカルなダンス&ミュージックの映像で紹介、出演は医院のスタッフ、Dr、さらに母校の事務スタッフや講師、はたまた理事長まで巻き込んでのユニークな演出で場内は笑いの渦。
また、韓国で開催された歯科技工国際学術大会で最優秀賞受賞の先輩の苦心談、
つづいて本校卒業後国家資格を取得し自己の活躍領域を広げるため再び母校の他学科に入学、ダブルライセンスをめざす学生のチャレンジ魂のプレゼンがあり、新入生にとって有意義な体験談になったことと思う。
最後は救急救命士をめざす在校生による救急救命措置の訓練のシミュレーションが行われた。臨場感あふれる実演に全員真剣に見入っていた。
好きなことに向かって挑戦している彼らの表情は本当に生き生きしており、たくましさが溢れている。