初蝉

今年もやはり7月に鳴き出した。
今年は7月5日。
過去5年間、セミの声を聴くたびに記録していると不思議に日時がよく似ているのがわかる。これは近くの公園から聞こえた日を記録したもので、一般的とは言えないが参考になるのでと思ってノートにつけていた。
ちなみに過去5年間の初セミの声を認識した日の記録で下記の通り。
2009(平成21年)7月13日(月)
2010(平成22年)7月15日(木)
2011(平成23年)7月15日(金)
2012(平成24年)7月13日(金)
2013(平成25年)7月 7日(日)
2014(平成26年)7月 5日(土)
いずれもお昼前後の時間帯に耳にしている。
見て分かるように一週間ほど鳴き初めに差があるもののほとんど決まったように鳴きはじめている。
なぜ、こんなにも例年羽化するタイミングが近いのか。
それも地中で生育する期間が5〜17年だそうで、この生態はまことに不思議だ。
そして地上で子孫を増やす活動期間がほんの10日前後。
信じられないような短命の生き物だ。
シャンシャン、ジージーと気ぜわしく鳴くのも少しでも早く伴侶を見つけ子孫を残すための必死の行動なのもうなずける。
子供のころは昆虫採集の夏季宿題があり、追い掛け回した記憶があるがこの短い命の生き物にかわいそうなことをしたと思う。
これから盛夏に向かうが、その昼下がりに木々の枝や幹に昼寝しているけなげなセミ達の姿を今年もお目にかかれるかが楽しみだ。