65歳以上が最多の3296万人に!

今回、総務省が65歳以上の高齢者人口が3296万人になり過去最高になったと発表した。1947〜1949年生まれの「団塊の世代」のうち、49年生まれが新たに65歳に達し、年内に同世代が65歳以上となり、そして75歳以上が8人に1人となるという。
こう見ると我が国は本当にゆたかで住みよい国だ。
食材はもとより医療の充実が行き渡っている証と言える。
一休和尚の句に「正月や冥土の旅の一里塚 めでたくもあり、めでたくもなし」というのがあるが、近年は新しい年を迎えるたびに寿命が延びているようで冥土への道はなかなか遠いようだ。さぞかし一休和尚もびっくりしているのでは。
このニュースが発表される3週間ほど前に厚生労働省から国民医療費についての発表があった。なんと医療費が40兆円に迫ると。
20年あまり前に医療費が30兆円間近!と報道された時、ほんとうかいな、とびっくりしたが急激な増加が進んでいる。
特に75歳以上の医療費が92万7000円という莫大な額。ちなみに75歳以上の人口が1560万人。抗がん剤などの新薬、新しい医療機器や手術の増加が拍車をかけている状況と言われている。日本の高齢化は世界最速。
長寿国として世界に誇れるがさてこの医療費の捻出は?
一報で少子化対策に国あげての取り組み。こちらも難儀な問題。
医療費増加に対し後発医薬品の推奨、診療費の値上げ、高額医療を保険適用から除外等の対策が検討されている。
都道府県別にみると「西高東低」の傾向だそうだ。
西日本はもともと大学の医学部が早くから設けられていて医者や医療機関が多いという理由もあって一人あたりの医療費が高止まりしている由。
厚労省が西日本を中心に医療費過大な自治体にベッド数を減らすよう供給過剰に勧告している。
なにはともあれ健康のありがたみを知るといかに健全で過ごせるかを意識する。このことがさらに長寿への意識を高めているのでは。
それにしても健康であることはまことにありがたい!!