能鑑賞

先日のこと、国文学の先生をしている知り合いが、案内(解説)をするということで、せっかくの機会と思い京都へ能の鑑賞にいく。


演目は「鵺 白頭(ぬえ はくとう)」。
平安時代の物語を基にした、きっとそれなりには有名なお題だと思われるが、もちろん知らない。
とりあえず、鑑賞前の予習は必須ということで、ざっくりとしたあらすじを頭に入れて当日に臨む。
あらすじはこちらから
http://hirota-kansyokai.la.coocan.jp/hirotakansyokai/images/23_nue.pdf


そして当日。
あれっ、言葉がいっさい分からない…
雰囲気もさっぱり理解できない…
んー、きっとこの場面を演じているんだろうなー
って、あかんあかん、眠たくなってきた。
と、ふと周りを見渡すと、けっこうみんな、寝てますやんっ!
ということで、ご多分に漏れず私もzzz…
あースッキリした!って、もはやどの場面に飛んだのかすら分からず…


しばらく、どの場面を演じているのかを模索していると、能面を被った鵺(ぬえ)が踊りだす。
どういう展開かは分からないものの、きっとこれが[能]というものなのだろう、うん、間違いない。


芸術の秋を満喫した一日となりました。


[分かったこと]
すべての演者が能面を被っているわけではない。
能より狂言の方が分かりやすい。
観客のうち半分以上は寝てしまうものである。


M崎