生まれ年による守り本尊は?

「現代 こよみ読み解き辞典」という書籍を見つけた。
日本の祝祭日・年中行事から方位の吉凶や今日は何の日?まで非常に事細かく解説されている。総頁414。
毎年、神社やお寺でお参りすると良く見かける暦本のより詳しい内容が盛り込まれている。
その中で生年吉凶の項があり生まれ年・干支の守り本尊が書かれている。
それと面白いのは干支の寿命まで書かれていた。見たのも初めてだったのでちょっとさわりだけ引用させてもらったが話のネタにでもなればと思う。
以下干支ごとに紹介。
・子年生まれ
 一代の守り本尊 千手観音
 三十五よりまへは身上さまたげありて苦労多し。年よるほどゆたかに成べし。
命は七十三か又は八十三にて終わるべし。
・丑年生まれ
 一代の守り本尊 虚空菩薩
 十八才にて命あやふきことあり慎みてよし。
 命は七十三にて死すべし。
・寅年生まれ
 一代の守り本尊 虚空菩薩
 三十過ぎて仕合よくなり知行財宝にえん有べし。
 三十五,六にて大きに災難あり。五十八,九にて命危うし。
命は六十六か七十七にて終わるべし。
・卯年生まれ
 一代の守り本尊 文殊菩薩
 三十五,六にて禍あり。四十八にて福来たる。
命は七十七にて終わるべし。
辰年生まれ
 一代の守り本尊 普賢菩薩
 命は七十五にて終わるべし。
・巳年生まれ
 一代の守り本尊 普賢菩薩
 二十五,六にて福きたり。三十五,六 四十八,九にて災難あり。
五十にて命危うし慎みてよし。
命は七十四又は八十二,三にて死すべし。
・午年生まれ
 一代の守り本尊 勢至菩薩
 二十五,六にて危うき事あり。命は六十二,三又は七十八にて死すべし。
・未年生まれ
 一代の守り本尊 大日如来
 二十五,六にて財を得、四十過ぎて身上たたることあり。
 五十すぎて仕合なほる。六十三にて命危うし。
 命は七十一にて終わるべし。
・申年生まれ
 一代の守り本尊 大日如来
 命は五十六又は八十三にて終わるべし。
・酉年生まれ
 一代の守り本尊 不動明王
 四十二,三にて大きな災いあり。よくよく慎むべし。
 六十三にて命危うし。命は七十七にて終わるべし。
戌年生まれ
 一代の守り本尊 阿弥陀如来
 二十八,九にて大に災難あり。
 六十八,九にて命危うし。命は七十三,四にて終わるべし。
亥年生まれ
 一代の守り本尊 阿弥陀如来
 四十五,六にて公事沙汰あり。
命は五十八,九か又は八十五,六にて終わるべし。

そして以下のように付記されている。
これらの十二支生命数の事は故事に因て其大略を記す者也。
億兆の人ことごとく此数に合うとは限らず。されど人々養生のよきとあしきによりて命に長短ありという。
長命は食養生に有と知べし。

引用出典は下記。
発行  柏書房
編著者 岡田芳朗・阿久根末忠
定価  2718円+税