卒業式シーズン

先日、関係先の専門学校の卒業式に出席。
当日は急に寒波が襲い、雪の舞う寒さ。神戸のホテルオオクラで行われた。
式典は君が代斉唱にはじまり校長、来賓のあいさつと整然と進行。
在校生の送辞が終わり在校生、姉妹校の学生によるお祝いの歌が披露された。
卒業式にふさわしい励ましのハーモニーに聞き入っていた。
そして最後に卒業生二人が謝辞を述べた。
このうちの一人のメッセージが感動的だった。
大学では工学系を専攻しており、就職が内定し社会人としてのスタートに胸を膨らませていたが、その矢先不運にもバイクで走行中トラックと接触、救急車で病院に運ばれた。
数日入院し、気が付いた時には片方の足が膝から切断されていた。
数か月後退院し、就職したものの十分に勤務できないと退職。
そのことから義肢に関心を持ち勉強を始めた。そして義肢装具士になることを決意。そしてこの学校に入学。懸命に研究製作し、足に装具。スポーツが好きだったこともありさらに勉強を重ね、そしてすごいのはパラリンピック選手をめざそうとした。
実際にはドバイでの大会、韓国は仁川でのアジアパラリンピックに出場。
そして今は2020年の東京パラリンピック出場が夢だとか。
こんなすばらしい卒業生の謝辞に会場内は万雷の拍手で応えていた。
今年もまた新しい感動を頂いた。