どんどん変わることば、これでいいのか? 微妙。

文化庁が発表した2014年度の国語に関する世論調査でまたまたびっくりの結果が発表された。
ことばは生きていると言われるがますますもとの意味から変化している。
昔習った意味とかけ離れすぎてさすがに普段の会話では使えない。
新聞にはぼかし表現が浸透しつつあるとしているが、日本人に自信がなくなったせいなのか。
「微妙」ということばが会話の中でよく聞かれるのもその一つ。
わたし的には、もよく聞く。
また「話とかしてました」も結構よく聞く言葉。
やばい、がとてもすごいとか素晴らしいなどと結構使われているのでかなり慣れてきたが、本来の意味からかけはなれすぎている。
とりはだが立つ、なども市民権を得ているようだ。
また“おもむろに”が不意に、の意味で使われたり、夢中になって見境がなくなることを“熱にうなされる”(熱にうかされる)とか心配や不安を表情に出すことを“眉をしかめる”(眉をひそめる)として使われているのにはびっくり。
慣用句で“枯れ木も山のにぎわい”も「つまらないものでも無いよりまし」と理解している人より「人が集まれば賑やか」と認識している人の方が半数近い結果が出ている。
また、文字を書くという点について手書きしない人の割合は三割弱だそうだが、書くことは大切にしたい、と答えた人が九割いるというのには救われる。
年賀状や挨拶状で、印刷だけのものとひとことでも手書きされたものでは87.6%が手書きがいいと答えている。
ますます忙しい世の中になるにつれ、ことばの使い方もドンドン変化してくると思うが、なにより原義がなくなってしまう可能性も考えられる。
時代が進むとさらに言葉は変化していくような気がする。
今までの美しい日本の言葉としての慣用句や本来の意味が通用しなくなるのでは、と思うとなにやら恐ろしい気がする。