卒業研究発表会

毎年この時期は関係先の学校の卒業研究発表会が開催されている。
今年もご案内を頂きいくつかに参加し拝聴。
いつも思うのだが内容は医療系の事もあり難しいテーマを短い期間で実によくまとめているのに感心している。
学生がチームで取り組み、各自資料を分担しながらの作業は大層なエネルギーを要したことと想像している。
毎回、中にはもう少し時間があれば、また研究設備の環境が整っていればさらに進展できたのではという課題もあり、卒業後も継続すればきっとおもしろい結果がでるのではと思っている。
それらを聞けるのが楽しみでいつも参加させてもらっている。
今年も期待していた通り面白い課題がたくさんあった。
睡眠習慣と自己効力感との関連についての研究では当然とはいえ睡眠良好者がいい成果を得やすい、の結論を800名以上のデータから考察。
市販のミネラルウォーターの微生物学的評価では国産、外国産の製品に微生物の有無を調査、国産から検出されたが他から検出されなかった結果を発表。
ブタクサハムシの生物農薬としての利用法の検討ではブタクサが帰化植物で花粉アレルギー被害を誘因している。これの駆除をこの草を摂食するこの虫に注目し研究。効果が認められることを実証。
人工心肺装置の操作を自動操作する機構を研究。そのシステムを作成し実用化が期待できる内容。またエナジードリンクが敏捷性と集中力に及ぼす影響を調べ、効果の有無を発表、結構興味の引く内容等々。
なかなか楽しく拝聴した。
そのほかいろいろのユニークな発表があり、いづれも学生さんの意気込みが伝わってくる。
卒業後の彼らの活躍が期待される。