アリが働きもの、と言うのはウソ?!

アリといえば働きもののイメージがあるが、ところがさにあらず、「社会性昆虫」といわれるアリやハチの集団にはほとんど働かない個体が2〜3割存在するという。
北海道大学大学院農学研究所の教授が研究し、その生態を発表されている。
アリの集団がすべて常に働くより働かないアリがいるほうが長く存続するということを発見。
一見無駄と思われる働かないアリも大切だという。人間も短期的に効率を求めると組織的にマイナスの効果がでるそうだ。
全員が頑張ったら最高かも知れないがそのうちすべて疲労で倒れた時にピンチヒッターとして動くものが居ないと機能しなくなる。
実際のアリの観察でも働きアリが疲れて休むと怠け者が働きだすことを観察。
アリは仕事への腰の軽さに個体差があり、腰の軽いアリから、順に働き出す傾向があるという。
会社で働かないと思われている人も、相対的に腰が重いだけでピンチとなれば活躍する可能性がある、と話されている。
効率一辺倒では組織は存続が難しいようで、無駄がやはり必要と言われるのも
まんざら間違っていないのかも。